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印刷物にかかせないトンボとは?

投稿日時:2017-10-03 14:36:32

印刷物のデータを作る上で、必ず目にするものが「トンボ」です。これはもちろん虫のトンボのことではありません。印刷物の入稿データに、印刷した後に「断ち切り」の目印となるものがトンボなのです。

家庭用のプリンタやコピー機などで印刷すると、フチなし印刷ができるものではない限り、四隅に印刷できない部分がありますよね。フチなし印刷ができるものでも、実はフチをはみ出してインクを吹き付けているだけで実際に「フチまで綺麗にぴったり合わせて印刷する」ということはどの印刷機でもできません。

印刷はどうしても若干のズレが生じますが、その分、切れても大丈夫なようにわざと仕上がりサイズよりも大きめに画像を作る「塗り足し」があります。だけど、その塗り足しのままフチを切ってしまうと仕上がりサイズが変わってしまうわけです。トンボは「塗り足された部分を正確に裁断する」ための目印なのです。

トンボがあると、どこまでが塗り足しで、どこまでが仕上がりの範囲なのか。印刷物の中心線はどこなのかがわかります。世間に出回っている印刷物が綺麗にフチまで印刷されているのは、フチの外まで印刷をして、トンボに合わせて綺麗に裁断しているからです。

トンボは印刷物に欠かせない存在ですので、使い方はしっかりとマスターしておきましょう。

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RGBとCMYKカラーって何が違う

投稿日時:2014-05-21 16:49:30

カラータイプが、なぜ2パターンもあるのだろうと考えてしまうのが、初心者ですよね。カラータイプに違いがあるのは、すごく単純な理由なんです。

RGBカラーは、コンピューターの画面表示で使われているカラー領域なんです。「光の三原色」なんて言葉は、聞いたことはないでしょうか?RGBは、光の三原色「赤・緑・青紫」で構成された色の事なんです。コンピューターと言いましたが、パソコンやテレビもこの原理が使われています。色の表現は、発色方式がとられています。

CMYKカラーは、コンピューターやテレビなどではなく、一般的な印刷物に使われているんです。一般的な印刷物は、お店のチラシ・ポスターといった物になります。CMYKカラーは、RGBとはまた違った色なんです。Cは「シアン」・Mは「マゼンタ」、Yは「イエロー」、Kは「ブラック」になります。この4色でCMYKカラーは構成されています。4色での印刷を「プロセスカラー印刷」とも呼びます。

印刷では、色味というのがとても大切になってくるのです。その色味を表現するのが「色の三原色」とKカラーなんです。RGBカラーの事もしっかりと覚えておいた方がいいのは確かですよ。

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3Dプリンターって何?

投稿日時:2014-03-31 17:21:31

巷では3Dプリンターについての話題で持ちきりといったところですが、実は最近登場したものではなく、製造業ではすでに20年も前から使用されていたものです。製造業向けの3Dプリンターは高価なもので個人にはなかなか手が届かないですが、個人向けに発売された最近のものは10万円ほどで購入することができます。

すでに個人による3Dプリンターの導入が進んでおり、話題の中心となっています。このプリンターの特徴は、糸状の樹脂を溶かしてプリントしたいものを立体化する熱溶解積層方式を採用しています。

樹脂を熱によって溶かしてプリントしたいものを立体化するので細部の加工が容易であるという特徴があります。また、すでに特許使用料が切れているので、安価な個人用3Dプリンターの登場を可能にしました。

印刷したいものを設置すると、プリンターが樹脂を溶解しながら立体化を図ります。印刷の性能については業務用に劣りますが、通常使用であれば十分に3D印刷を楽しめます。

大判プリント出力とは

投稿日時:2014-03-24 14:33:22

A1サイズやA0サイズなどの用紙に印刷を施すことを大判プリント出力と呼んでいます。通常、会社のコピー機などで使うコピー用紙はAサイズであればA4やA3が主流となります。パソコン用のプリンターでもこの2つのサイズが一般的です。

因みに、A0サイズはA1サイズの倍の大きさになります。また、A1サイズと言うのはA4サイズの8倍となりますので、A0サイズはA4サイズの16倍の面積を持つ用紙サイズになるわけです。

通常のプリンターではA1サイズやA0サイズの大判プリント出力を行う事が出来ませんが、展示会などでポスターを制作しなければならなくなった場合や、横断幕などの制作が必要になった場合などでは、専門の会社に依頼をすることで、大きなサイズの用紙への印刷も可能になります。

また、専門の印刷会社では通常の紙だけではなく、布などにプリントを施す事も可能ですし、耐久性を向上させるためのラミネート加工も可能にしている会社も有ります。

オンデマンドデジタルプリントとは

投稿日時:2014-03-17 13:21:21

最短納期で印刷物を作り出す事が可能になると言う手法に、オンデマンドデジタルプリントが有ります。通常印刷を行う時は、版下を作り、版下を写真撮影を行ってフィルムを作り出します。更に、フィルムを反転させた形で刷版を制作する必要があります。

これに対して、オンデマンドデジタルプリントは刷版を作る必要が無いのが特徴です。オンデマンドデジタルプリントと言うのは、パソコンとDTPのアプリケーションソフトウェアを使い、ページレイアウトを作り出し、後は専用の機械を使ってプリントするだけと言った簡易的な方法なのです。そのため、工程が多く減ることになりますので、最短納期での制作物を作り出せると言うメリットが有ります。

尚、オンデマンドデジタルプリントでは、パソコンの中で文書を作成して、プリンターを使ってプリントを行うと言う物と同じ原理になります。

但し、オンデマンドデジタルプリントでは、専用の機械を使う事、機械の種類によっては印刷だけではなく、製本までを可能にするマルチ機能を持つ専用機もあります。

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